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「香澄!久しぶり。」
「うん…。」
「香澄は他の子とは違うって思ってた。信じてたのに…。やっぱり香澄も他の子と一緒だったんだね。ガッカリだよ。でも、香澄と知り合えた事は一生忘れない!いままでありがとう…。」
そう言ったあと、真琴は倒れてしまった。
私は茫然と立ち尽くしたまま、動けなくなった。看護婦さんたちが慌てて走り回ってる。
それから3時間たった時、真琴が目を覚ました。私は、偏見してたはずの真琴に、
「よかった…。」
と言って涙を流した。
「香澄…。」
「真琴。いままでごめん。私、真琴の病気知ってからどう接していいかわからなくて…。それであんな態度とってしまって…。ホントに真琴には辛い思いさせたと思ってる。何を言っても許してくれないと思うけど、ホントにごめん。」
「ありがとう、香澄。これからもずっと友達でいてくれる?」
「私なんかでいいの?」
「香澄じゃないとダメなの。」
私はホントに心優しい真琴が大好きだった。
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