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タンス開けてもいいのかな。
[ステテコしかないぞ]
「魔王様よくおいでになられました。ささ、おすわり下さい」
俺達は大きなテーブルを囲み、村長が村の状況を話始める。
「初代魔王様の、呪いのおかげで去年も雪がふらず寒冷に襲われる事なく、雪の変わりに恵の雨が降り今年も豊作でございます」
雪のふらない呪いってなんだよ。
豊作より初代魔王と雪の間に何があったのかが知りたい。
「三代目魔王様が気晴らしに作ったガンダ……ダムも、問題無く機能しております」
気晴らしにダムってどんだけ。
てか今ガンダ。
「来月には!! パイロ祭を企画しておりますので、どうかいらっしゃってください」
来月はパイロ祭って、パイロ祭ってなんだ。
パイロはこの地方と魔王の王名だ。
それにしても俺の思考を断ち切る為にでかい声だしたな。
「何事もないようですね」
アイナが話を中断いや終了させた。
確かに平和だ。
だが村長の表情が暗くなり、話を続ける。
「村の話はこれで終わりですが。噂にきいたところによると、七人の若者が勇者の祝福を受け、八魔王の討伐の旅にでたらしいのです」
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