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魔王歴136年 2月13日
強烈な頭痛と共に俺はゆっくりと目を開け、辺りを見渡す。
[魔王は目を覚ました]
ここは俺の部屋のようだ、木の机と俺が今寝ている無意味にキングサイズのベッド、まだ一冊も読んだ事がない本がぎっしり詰まった本棚、同じ服がたくさん入っているクローゼット、魔王というわりに標準的な普通の部屋。
横をみると大臣のカバネシが自慢の白髭を手入れしている。
ララライ程じゃないがカバネシもなんやかんやで、七百歳を越えていて初代魔王の頃からずっとこの城に仕えているらしい、何の種族か気になったので聞いてみたが本人は忘れてしまったらしい。
俺はベッドから起き上がり大臣に声をかける。
「カバネシ心配かけたな」
「まったく魔王様、死んでしまうとは不甲斐無い。魔王様が次のレベルになるには、後10252の経験値が必要です」
カバネシはいきなり、訳のわからない事を言い始める。
[セーブだよセーブ]
どちらかといえばセーブじゃなくて死んで復活した時のような。
「いやいや、わけわからんから、レベルってなんだよ、頼むからベタなネタとかいらないから」
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