私が産まれた日

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『何だ、この身体は。妊婦みてえに腹脹れてるよ』 酷い 『本当だ…気持ち悪いけど、やれなくないだろう。口押さえろよ。』 やめて、 『むぐぅ、うーっ!』 私は【怒り】と言う感情を爆発させた。 やめろ! 『だっ誰だよ!』 触るな! 『鍵閉めたよな?』 許さない、許さない、許さない、許さない、許さない、許さない ガッシャン 『うわーっ!』 初めて視界が開けた。センパイらしき男は窓硝子を突き破って外に転がっている。 下にはこの娘が涙を流し服を破かれて私がいる場所…ぽっこりとしたお腹迄さらけ出されている。 私は亞狗土らしき男を憎しみを込めて睨み付けると 『うぎゃあっ痛い、痛い、頭が割れる!』 頭を抱え転げ回る。更に床に頭を打ち付ける様に睨むと ガンガンっ 自ら頭を打ち付けた。 もう大丈夫だよ、やっと助けれた。 『ひっひいっ!』 この娘は私のいるお腹を恐怖にひきつった顔で見つめた。
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