<<鼠の章>>

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黒曜は考えます。 「西の人間が死んだら、いたずらを沈めるために持ってくるお供え物が無くなってしまうなあ」 黒曜に逆らう人間はいません。 いたとしてもすぐ黒曜が何らかの報復していたので、手を出そうとする人間さえもいなくなっている状態でした。 むしろ、いたずらを沈めるためになけなしの食料を捧げてくれるため、黒曜にとって人間は手下に近い存在だったのです。
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