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椅子に座らされて、眠っている竜也の頬に触れてみた
暖かい
生きてる
『上ピー、まだ眠ったままなんだ』
そう言った田口は、寂しそうだった
『俺、2人を救いたくて、必死で医者になったんだ』
あぁ、だから白衣か
『今、2人の主治医なんだ。頼み込んで、無理やりね』
笑いながら言う、田口
『他の医者に、仁くん達を任せられないからね』
田口の気持ちが嬉しくて、目頭が熱くなった
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