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そんなふざけた名前の探偵事務所で、僕はバイトをしている。
2日前、バイトを探していたら僕はある奇妙な光景に遭遇した。
そしてそれに巻き込まれたあげく、強引に仕事を手伝わされることになった。
話してしまえば簡単なのだが、僕は未だに自分で見たものを信じられずにいた。
「おはようございます!!」
事務所の扉を開け挨拶をするが返事が返ってこない。
『しまった留守か?』
そう思い事務所の中を探してみると、それは5分と経たずにみつかった。
スーツを着た20代後半の男が便座に座っていびきをかいている。
この男は所長の
『三抜木(みぬき)』
下の名前は貰った名刺にも書いていなかった。実に怪しい。
呼びかけても起きないので肩を揺すると
「トイレだよ」
そんなことみればわかる
そのまま揺らし続けるとまたもや
「トイレだってば」
軽く頭をはたくと目を開いたり閉じたりしながら
「君、なにしてるの?」
それはこっちのセリフだ
「なんでトイレなんかで寝てるんすか?」
逆に聞き返してやった。
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