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いつまでもポカンとしていても始まらないと思い、陽輝はドアを引いた。
部屋は広く、畳張りになっており真新しい畳の匂いが部屋を包み込んでいた。
部屋を見回すと、入って右奥には大きなタンスがあり、その手前には立派な鏡がある。
タンスの左側にはテレビがあり、左の壁にそって机がおいてある。
部屋の中央には陽輝が送った荷物がおいてある。
「これから四年間ここで過ごすのか…
楽しくなりそうだ。」
陽輝はそうつぶやきこれからの生活を想像し、胸を踊らせた。
なんとも独り言の多い主人公である。
ハッと腕に巻いているデジタル時計を見ると部屋に入ってから30分もたっていることに気がついた。
陽輝は慌ててリビングに向かった。
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