告白

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誰も、何も言わなかった。 俺のすすり泣く声だけが、楽屋を埋め尽くす。 「でも。俺らに認めてもらいたいから、話してくれたんだろ?藤ヶ谷。…北山」 「…まあ。そう、なる」 俺はひたすら首を縦に振った。 流石、横尾。 「ふぅ。応援する、なんて簡単に言えねぇけど…できる限り、全力で支えるよ」 「どんなみっちゃんも。俺、大好きだからっ」 「おい二階堂っ。俺はどうなる?」 「千賀も、すき」 「二階堂ーっ」 「やれやれだな(笑)」 「…ははっ」 今まで悩んでいたのがバカみたいだ。 こんなに信頼できる奴らを、俺は…。 本当にいい仲間をもったな。
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