八話 老いた世

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慶輔は仕方がなく、彼女に悪夢と言うものを教えた。そして、悪夢の結界を壊させることにした。 これは賭けだった。 結界を守る悪夢達にやられてしまうと言う、作戦だったのだ。 これは上手くいったのだ。 新火が悪夢となり、祠壊しが中断されたからだ。誰もが絶望し、記憶を消したがっていた。 ───そして、今に至る。
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