三話 査定

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長い夜が別な家でも、起こった。 新火の友人である堀田慶輔<ケイスケ>は暗闇の中で一人、包丁を握っていた。包丁は、闇の中でも光り輝く。 「はぁ、はぁ……」 慶輔は怖かった。自分が『悪夢』に向かい合うことと、それを受け止めることができないということだ。 それでも包丁は不気味に光る。 その先に虎視眈々と慶輔を狙う瞳がある。
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