四話 終わらぬ悪夢

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終わらぬ悪夢、まだ早過ぎる目醒め。どちらも恐ろしいもの。 全てを知る妖姫は、ただ観測者として、彼らの行方を見守るだけだ。 家を飛び出した庵奈は、家からさほど遠くない、祠に向かった。 悪夢の影響のせいか、祠に近くにつれて、夜の闇は濃くなる一方だ。 そんな時、バス停に二人の男の子の姿があった。 ──あれは…!? 「…あ、この間の余所者だ」 「…余所者って言うな。私は佐々木庵奈だ」 「俺は新垣 新火だ。こいつは堀田 慶輔だ」 慶輔は「よろしく」と、軽く会釈をした。
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