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二人に妖姫とのことを話して、一緒に祠へ向かった。
その途中、慶輔はふと口にした。
「妖姫が言っていることは、【行きはよいよい、帰りは怖い】って言っているようだね」
「……なんだそれ?」
「童謡の一つだよ。
通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ
ちぃっと通して 下しゃんせ
ご用のない者 通しゃせぬ
この子の七つのお祝いに
お札を納めに 参ります
行きはよいよい 帰りは怖い
怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ
だよ」
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