四話 終わらぬ悪夢

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二人に妖姫とのことを話して、一緒に祠へ向かった。 その途中、慶輔はふと口にした。 「妖姫が言っていることは、【行きはよいよい、帰りは怖い】って言っているようだね」 「……なんだそれ?」 「童謡の一つだよ。 通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ ちぃっと通して 下しゃんせ ご用のない者 通しゃせぬ この子の七つのお祝いに お札を納めに 参ります 行きはよいよい 帰りは怖い 怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ だよ」
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