六話 有為天変

2/11
前へ
/145ページ
次へ
俺は鬱蒼と茂った森の中に倒れている。 薄らと靄がかかっている空を見上げ、死期を悟った。身体から溢れ出る血は、痛みを感じさせた。 ああ、死ぬのか。…まだ死にたくねーな。 そうしている内に意識は徐々に薄れていく。 夏の夜、悪夢による死亡が確認された。 悪夢により一人の少年が死亡した。 名前は新垣 新火。あと一歩で祠を壊せそうというところで、忍び寄る悪夢により殺された。 これにより、悪夢は活動を活発にした。 …………… ……… …
/145ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加