六話 有為天変

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道端で気絶している新火をほっとくと、慶輔と冬刃に合流した。二人は村役場の前で待っていたのだ。 三人が合流したのにはわけがある。それは、突然の悪夢の減少だ。 「…ひとつ目の祠を壊してから、悪夢が妙に減った。そして、新火が悪夢になった。 これは一体、どうゆうことだ?」 「つまり、悪夢の理解者がわざと減らしたと言うことになるね」 庵奈は今の会話で気付いていた。ずっと前から違和感を感じていた。 それを確信へと変えるきっかけが、欲しかった。だが、今の発言で確信した。 庵奈は慶輔を殺意が籠もった目で、睨み付けた。 「……慶輔、あんた誰?」 庵奈ははっきり言った。
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