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道端で気絶している新火をほっとくと、慶輔と冬刃に合流した。二人は村役場の前で待っていたのだ。
三人が合流したのにはわけがある。それは、突然の悪夢の減少だ。
「…ひとつ目の祠を壊してから、悪夢が妙に減った。そして、新火が悪夢になった。
これは一体、どうゆうことだ?」
「つまり、悪夢の理解者がわざと減らしたと言うことになるね」
庵奈は今の会話で気付いていた。ずっと前から違和感を感じていた。
それを確信へと変えるきっかけが、欲しかった。だが、今の発言で確信した。
庵奈は慶輔を殺意が籠もった目で、睨み付けた。
「……慶輔、あんた誰?」
庵奈ははっきり言った。
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