1日目

4/10

31人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
1時間目 LHR 教卓の前に立ち、こちらに背を向け黒板に委員会名を書く浅チャン。 どうやら1時間目は委員会を決めるらしい。 SHR聞いていなかったから知らなかっただけだが…さて、何委員にしようかな…。 部活に入ってない人は強制的に委員会に入らなきゃいけないし…。 「えー。コレから委員会を決めるが、灰音と美倉、近片、雅の4人は絶対に委員会に入らなきゃならない。先に選んで良いぞ。」 わぉ。 部活に入ってないの僕合わせて4人だけか…。 「浅チャン‥灰音はカケモチ部だぜ?」 千早。 僕、そんな部に入った覚えないよ。 「いいや…正式書類がきていない以上帰宅部だ。委員会に入らねーといけねぇ。」 ほらみろ。 そらみろ。 「ッチ。」 舌打ちしたいのはこっちの方だよ。 「灰音…お前何に入りたい?お前が一番に決めろ。」 えー。 何ソレ。 いらないよそんなレディーファースト。 「レディーファーストじゃねぇよ。お前は一番に決めなきゃ後々になってから〈あの委員会が良かったから僕委員会やらない〉とか言い出すだろ?」 わぉ…。 まさかのお見通し? 『っち。今年も逃げ切ってやろうと思ってたのに…(ボソッ』 「(ギロリ)」 Σ(・_・;) に、睨まれた…。 『聞こえちゃった?』 「そりゃぁもうばっちりとな(怒)」 ちぇー。 そんなにキレなくても良いじゃんかー。 ちょっとしたジョークなのに…。 「はぁ…」 なんだよ。 千早、僕の顔を見てため息つきやがってー。 お偉いサンかよこのやろー(棒読み) 「浅チャン…時間ヤバくない?」 「安心しろ…千早こんな事もあるだろうと思って次の時間もLHRだから。」 わぉ…。 流石浅チャン。 〈〈キーンコーンカーンコーン〉〉 あ、チャイム鳴った。 『結局何も出来なかったね?浅チャン』 「「お前のせいだ馬鹿!!!」」 ダブルパンチ👊👊 ぎゃは。 .
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加