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「まぁ、灰音の委員会が決まったなら良しとするか。幸村…コイツ相当の問題児だからよろしくな。」
なんだよ…。
問題児って……。
確かに去年暴れまくったけどそう言う言い方無いじゃん(`ε´)
浅チャンはおかんにそれだけ言うと、黒板に僕とおかんの名前を記入するために教卓の前に戻って行った。
『美少年よろしく。ちなみに僕の事名前出よんでねー。じゃあ僕は軽く寝るから』
僕は美少年の返事を聞かずに寝る体制に入った。
んー。
伏せて目をつぶったまでは良いんだけどさ…。
なんか鬱陶しい視線が地味にチクチクと突き刺さるんだけど………。
一体何なのさー。
あー眠れない。
本気でイライラしてきた(-_-#)
少し顔を上げると僕を睨みつけている数名の女子が目についた。
こうチクチクされると暴れたくなるんですけど…(怒)
ってか、ボコッて良い?
良いよね?
だって喧嘩売ってきたのあっちだもん。
カタリ
僕が立つと椅子が小さく音を立てた。
「どうしたー灰音?」
議論をしていた浅チャンは急に僕が席を立った事に気付いた。
『…暴れても良いよね?浅チャン』
「Σは?」
突然の質問で浅チャンは驚いて間抜け顔していた。
『良いよね?(怒)』
止めても無駄だよ…?
だってウザいんだもん。
「待て待て待て…急にどうしたんだよ!?」
浅チャン五月蝿い。
『ねえ。君たち…僕に何か用が有るんだよね?』
僕は浅チャンを無視して、僕に喧嘩を売ってきた女子に声をかけた。
『用が有るんならはっきり言いなよ…今なら聞いてあげるよ?ねぇ?』
僕優しいでしょ?
「待て待て待て待てー。灰音ここで今暴れたら春花さんに俺が潰されるから。」
浅チャンなんか知ったこっちゃ無いよ。
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