No.01 バーチャルの『愛』

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  毎晩0時過ぎまで、あたしの掲示板は混み合っていた。 オズは、いつからか一番混む時間帯を避け、0時を回って書き込みの数が減る頃に現れるようになった。 彼は、東京の大学生。 あたしより二つ年下なのに、何故か年下ってカンジがしなかった。 短い文章ばかりの書き込みが多かったけど、頭の良さが伺えた。 きっと、リアル世界ではモテるんだろうな‥ そう思わせる雰囲気もあった。  
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