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それでなくても、あたしは三年前のあの夏から、男の人と関わることを避けているのに‥。
夏も終盤に近付いた8月の終わり、更に暑い日が続いていた。
あたしは、絵美とファミレスで会っていた。
食後に、デザートのチョコレートパフェを頬ばりながら、
「ルナの写メ見せたら、会ってみたいって言ってる子がいるんやけど、どぉ?」
と、絵美は、同い年の男の子を紹介したいと持ち掛けて来た。
「あたし、カレシいらんゆーてるやん‥。」
今回も即答で断った。
「でも、まだ21やで?いつまでもそんなことゆーてたら、気付いた時にはオバハンなってるで♪」
彼女のいつものセリフに、
「イイもん。それにどの道、無理やねんて。」
あたしも、いつものセリフを返した。
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