No.01 バーチャルの『愛』

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  いつの間に、眠ってしまったんだろ‥ マナーモードにしていたケータイが、ブルル‥と震え、振動で目が覚めた。 枕元のケータイに手を伸ばし、着信画面を確認する。 絵美からだった。 「ごめん!ルナ‥。」 「なんで、絵美が謝るん?せっかく紹介してくれたのに、ほんま、ごめん。」 「うち、焦りすぎたね。ルナのキモチ優先させるべきやったわ。」 「ありがとぉ。ダイジョウブ。なんも気にしなくてイイよ。」 あたしは絵美にそう言って、他愛ない話を少しした。 そして、ソウタに、あたしの失礼な態度を絵美からも謝って欲しいとお願いして、電話を切った。 もう二度と、ソウタと関わることは無い。 そう思っていたんだ。  
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