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シャワーを浴び、髪をドライヤーで乾かしながら、今日あったことを思い返していた。
カレシなんかいらんもん‥
無くても生きていけるやん‥
あたしには、それよりもっと大切なモノがある‥
そう自分に言い聞かせてみるけど、スッキリしなかった。
リビングには誰もいない。
もう24時を過ぎている。
家族のみんなは、夢の中の住人になっている時間だ。
キッチンに入ると、テーブルに、ラップをかけられた夕飯のおかずが行儀良く並んでいた。
母に申し訳なく思いながらも、食欲が無いから、冷蔵庫を開けプリンを取り出す。
食べながら、あたしは掲示板をチェックした。
夕方の書き込みへの返信が、数件届いていた。
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