3502人が本棚に入れています
本棚に追加
「お誕生日おめでとぉ♪」
陽とあたしは、ペットボトルで乾杯した。
「このチョコクリーム、ルナに塗って舐めていい?」
チョコレートケーキを頬張って、陽が微笑む。
「もぉ、陽はえっちィにゃ。」
「えっちくにゃい♪」
「てか、プレゼント、また今度でイイ?なんも用意してなくて。」
そう訊いたあたしに、彼は
「プレゼントは、ルナがいいよ。ケーキよりもおいしいからね。」
って、ニッコリ笑った。
「おいしくないし‥。」
急に恥ずかしくなって、あたしは俯いた。
「おいしいよ。ルナがオレの主食なんだから早く食べさせてよ。オレ、オナカペコペコなんだよ?」
陽は、あたしにkissをした。
チョコレート味のとても甘いkissだった。
最初のコメントを投稿しよう!