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「おいで、セナ。」
陽は、重たくなった星那を片手で抱き上げ、もう片方の手を、あたしの腰に軽く回した。
─ 陽と星那と三人で、海辺で式を挙げたい ─
そんなあたしのワガママを、陽の両親も、あたしの両親も許してくれた。
後日、盛大に披露宴をするという条件付きで‥。
波の音が優しく響く海を眺め、陽は囁いた。
あたしのすきな優しい声で
「これからも、ずっと、オレ達はシアワセなままだよ。」
って‥。
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