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彼女の名前は真緒
入学して間もない頃
科学室にシャーペンを忘れた俺は
必死で探しまくった
普通のシャーペンなら
新しいの買えばいいやと
諦めるだろう
しかしそのシャーペンは
そのときの俺にとっては
大切な大切な宝物だった
クラスメートに名前を呼ばれ
廊下にでると
少し髪が茶色がかった
セミロングの女の子が立っていた
それが真緒
彼女は俺のシャーペンを
見つけなぜか俺のだとわかり
わざわざ届けてくれたのだった
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