The 詞。

10/18
前へ
/18ページ
次へ
貴方 動いてた時は早すぎて 貴女が居ない時は遅すぎて目を覚ましても 貴女は居ない 夢の中なら逢えるのに 遠すぎた距離は重すぎて 一人の時は切なすぎて 血を流しても 痛みも無く 貴女の中なら感じるのに 捨てられた子猫の様な 眼差しで こっちを見ないで 頭から離れなくなるから 名もない僕の名を呼ぶのは 貴女しか居ない 貴女の声が僕に 響きますように 他には居ない、貴女の為に 擦れた声を 吐き出せずに誰に 伝えればいいの? 遠すぎた距離は重すぎた 一人の時は切なすぎた 血を流しても 痛みも無く 貴女の中なら感じたのに 横たわる人形(DOLL)の様な 眼差しで こっちを見ないで 貴方しか見えなくなるから 鏡に写る邪の姿に 呆然と立ち 変わり果てた姿に 堕ちて腐るだけ 心(むね)の闇に強く降りだす 雨に射たれて 昨日溢れだした 涙は何処(いずこ)に? どんな事でもするよ 愛す貴女(ひと)の為なら この命を捨てても 守りたいんだ 思い出のフィルムに写る 貴女(きみ)の姿に 流す涙は枯れて 手首見つめる
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加