旅立ち

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そんな感覚だけを頼りに、僕はトンネルの奥へと車をゆっくりと走らせる。 あれからどれくらい進んだだろう。また携帯を開こうかとも思ったが、流石に運転中で、こんな暗い道の中よそ見して、ぶつけない自信なんてない。 また開けた場所でもあればいいが、それもあれから全くない。 少し不安な気持ちに刈られながらも、ゆっくりゆっくりと車は進んでいく。
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