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真っ暗なトンネルの中を、車のヘッドライトだけを頼りに、ゆっくりと進んでいく。
ただただ真っ直ぐに、真っ暗な道が続いている。一方通行なのか、反対側から車が来る気配は全くない。
お陰で僕はヘッドライトをハイビームにして、遠くまでライトで照らすことが出来た。
ハイビームで照らしても、出口が見える気配は全くない。
どの位進んだかはわからないが、少し道が広くなっている所を見つけた僕は、携帯を取り出し、ボタンを押し、電源を入れる。
時間を確認すると、まだトンネルに入った時間から、10分も経っていない。
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