chapter 8 三日月

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静寂な闇の中 何の迷いもなく光続ける星々たち 今夜の三日月は キミの優しい横顔にも似ていて… 湖面にその美しい姿を映している ボクの側で 手が届きそうな程近く… キミは一粒の涙をこぼし 湖面に広がった波紋は ボクの心を揺れ動かす 悲しみのキミの元へと駆け寄り その涙を拭いこの手に抱き締めたい 耳元でキミの好きなあのメロディーを 一晩中奏でていたい 今はただ湖面に映る 三日月を抱き締めて…
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