【第I部】

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魔王「その原因は私にある」 勇者「あっ」 ちっちゃい魔物1「魔王様!」 ちっちゃい魔物2「おかえりなさいませ!」 魔王「ただいま。またあの二人が派手にやってくれたようだな」 ちっちゃい魔物1「そーなんですよー」 ちっちゃい魔物2「しかも魔王城にいたみんなどっか飛んじゃったらしくて」 魔王「ふむ・・・回収しに行かなければ」 勇者「・・・・・」 魔王「おお勇者殿、城の補修工事を手伝ってくれて大変ありがとう」なでなで 勇者「なでるなっ」 魔王「でも残念ながら持て成すことは出来なんだ。何せ城がこんなもんで」 勇者「城がなくったって戦えるだろう!」 赤い魔物「ねぇ魔王様、このガキ何なんです?」ビキビキ 青い魔物「先ほどから魔王様に好戦的な態度を取っていますが・・・」 魔王「あぁ・・・まあ、人間だ」 赤い魔物「へぇ!人間!」 青い魔物「初めて見たなぁ」マジマジ 勇者「何、この海を初めて見た人みたいな反応・・・」 魔王「まあ皆田舎者だしな」 勇者「そ、そーゆーもん・・・?;」 魔王「人間と関わる魔族なんて一握りさ」 勇者「・・・・・」 魔王「さて、先ずは城の補修から・・・」 ちっちゃい魔物1「補修と言うより建て治しですけどね」 魔王「まあ確かに」 魔王「ビフォーアフタ~」ぱんっ カチカチカチカチ カチカチ カチカチ・・・ カチカチッ ピカーンッ! 魔王「・・・ふぅっ完成!」キラキラ 赤い魔物「毎回だんだんと速くなっていますね」 青い魔物「今回は3分くらいですかねー」 魔王「私も手慣れたものだな」 勇者「・・・インスタントかよ・・・」 魔王「城の中身を整えといてくれ」 魔王「私はちょっと皆を探してくる」ばさっ 残った魔物達「「「「「畏まりましたっ」」」」」ビシッ ちっちゃい魔物1「ほらほら勇者も行くぞ」ぐいぐい 勇者「えっ・・・! おっ俺は!」 ちっちゃい魔物2「きっと沢山散らかっているんだろうなぁ」ぐいぐい 勇者「ちょっまっ・・・!」 魔王「ではよろしく~~~」ふよふよ 勇者「っ 待ちやがれぇっ!まおーーーー!!!」ずるずる
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