【第I部】

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メイド「どっちだって同じですって!魔王様はねぇっ凛々しくて聡明で最強尚且つ最凶の・・・」 ちっちゃい魔物1「あああまた始まった」 ちっちゃい魔物2「メイドによる魔王様のための魔王様の話」 メイド「あれは出会ったころでしたわ、魔王様はその美しい瞳を私に向けて私の頬を」 ちっちゃい魔物1&2「「もー勘弁してよー」」 勇者「ていうか旦那さん仕留めたって・・・しとめたって・・・」 カッカッ 魔王「聞いているこちらが恥ずかしいからそろそろ止めないか、メイド」 メイド「魔王さま!」きらきら 側近2「げほごほっ・・・」 メイド「あら、生きてたの」つんっ 側近2「まおうさまがおてをさしのべてくれたのだ・・・やはりまおうさまはなんとやさしいかt」げほごぼ 魔王「無理はするな」ぽんぽん メイド「だいたい何で魔王さまに背負って貰ってんのよっ!穢れた体は地べたにでも引き摺られなさいっ」ぐいっ 魔王「こらこら止しなさい、全身骨折してるんだからどこか取れてしまうかもしれないだろう」 側近2「げぼげほごほごほ・・・・・」くて メイド「あああ魔王様のお体に凭れるなんてっ」ぐいぐいっ 魔王「だから止しなさいってばっ;」 勇者「・・・・・」 魔王「ああ勇者、まだいたのか」 勇者「まだって・・・」ビキビキ 魔王「メイド、ほらっ、茶でも入れてやれ。一応客人だ」 勇者「お客じゃなーいっ!」 メイド「魔王さまのご命令ならば」キリッ 勇者「さっきまで言うこと聞かなかったのに・・・」 こぽこぽこぽ 勇者「ほんとに入れてもらってるし・・・」 メイド「勇者くんは紅茶のような方なのね?」 勇者「・・・?」 メイド「流されやすい」 勇者「っ!ちくしょぉぉぉっ」 メイド「だって勇者の役目は魔王様を倒すことじゃなぁいっ」 勇者「そうだよっ」 メイド「なのに私の毒入りアップルティーを悠々と飲んでいらっしゃる・・・」ククククク... 勇者「ブフーッッッ!!!」
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