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若者との約束の村まで、あと少しに迫る頃。 「なに…?娘が逃げただと?」 狩りで数日 留守にしていた男が、娘の行動を聞き笑います。 「クク…。馬鹿な娘だ」 「さぁ、馬を出せ!人手もいらう。今度の狩りは面白くなるぞぉ!獲物は、笑わぬ愚かだ」 次の朝には、沢山の足が城から出て行きました。 『大岩のある村の方に向かう娘を見た』 娘の居場所が露見するのに、時間はかかりませんでした。
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