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「そう…、夢は見た?」 「あぁ、とびきりにいい夢を。」 三年間そのままに、ボサボサに伸びた髪と髭。 そこから覗くまっすぐな瞳は、感動に濡れてます。 「もう、夢から覚めれないかと思った。」 若者の感動は、粒になって零れます。 「あなたの瞳に、嘘なんてつけるはずないじゃない。」 娘の声は、喜びと涙に震えます。
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