36025人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい、はい。なんか適当だな、お前。」
「そうかな?」
「まぁ、いいけどな。」
蓮さんが助手席のドアを開けてくれる。
私が座った事を確認すると、ドアが閉まった。
車内には、高級感が溢れている。
私なんかが乗っていいのかな・・・。
不安感に襲われながらキョロキョロと車内を見渡していると、蓮さんが運転席に座った。
「どこか行きたいところあるか?」
「う~ん。」
こんな時、どこに行きたいって言えばいいんだろう?
他の女の子だったら、何て言うんだろう?
最初のコメントを投稿しよう!