エピソード2

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「はい、はい。なんか適当だな、お前。」 「そうかな?」 「まぁ、いいけどな。」 蓮さんが助手席のドアを開けてくれる。 私が座った事を確認すると、ドアが閉まった。 車内には、高級感が溢れている。 私なんかが乗っていいのかな・・・。 不安感に襲われながらキョロキョロと車内を見渡していると、蓮さんが運転席に座った。 「どこか行きたいところあるか?」 「う~ん。」 こんな時、どこに行きたいって言えばいいんだろう? 他の女の子だったら、何て言うんだろう?
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