わたしのだよ
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え?じゃあ、誰の心臓なのかな? 「先生は、心臓無しでも生きられるんですか?」 「うん、そうだよ。生きていける」 「それはなぜですか?」 先生はまたうーんと困った顔をしてしまった。 「心臓が無くても生きていける薬があるの」 そうなんだ。そういう薬があれば、心臓に病気がある人でも生きていけるね。 もうあんまり驚かなくなってしまった。 興奮することもないし、呼吸が早くなることもなかった。
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