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「え…」
「だから…、俺が好きなのは滿なんだ。でも、男が好きなんて気持ち悪いよな…今の話は忘れて…」
「勝手に話進めないで!!」
相手の言葉を遮るように大声を出す
疾風君は驚いた顔で僕を見ていた
「気持ち悪くなんかないよ…。僕の好きな人は…疾風君だよ?」
恥ずかしくて俯きながらボソボソと呟く
言い終わると同時に僕の身体は疾風君の腕の中に収められた
疾風君が僕を抱き寄せたのだった
顔を見られたくなくて相手の胸に顔を埋めると、疾風君は頭を撫でながら「付き合って下さい」と言った
僕は「はい」と疾風君の腕の中で頷いた
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