危険な挑戦

3/14
前へ
/16ページ
次へ
「はい」 顔をあらいにいく。 「父上。必ず仇はとります」 ガラ 「蘭丸さん」 「どうした?」 「やはりあいつらが許せません。小田のやつを」 「バカな考えはよせ」 「でも‥」 「俺たちじゃ勝ち目がない。死ににいくようなもんだぁ」 「しかし父や村の人の命を奪ったやつらがゆるせないのです。蘭丸さんはくやしくないのですか?」 ドンッ 「悔しいに決まってるだろ。しかし無理だぁ。せっかくいかしてもらった命無駄にはできん」 「父は僕たちを守るためにたたかってくれた。次は僕たちが父たちのために戦うばんです」 「バカ者。父上が復讐を挑んでるとおもうか?。」 「しかし僕はあの顔を忘れられません。毎日毎日思い出すたびに怒りがこみあげてくる。あの平気で人をあざ笑い殺すやつらの姿が頭から離れません。」 「バカなことを考えるな」」 「分かりました。僕一人でいきます」 「だめだぁ。死ぬつもりかぁ。父上が下さった命を無駄にするのかぁ」 「父上のためならこの命投げ出してもかまいません。」 「おれはお前の父上にお前を頼むとまかせられた。お前を行かすわけにはいかん」
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加