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「はい」
顔をあらいにいく。
「父上。必ず仇はとります」
ガラ
「蘭丸さん」
「どうした?」
「やはりあいつらが許せません。小田のやつを」
「バカな考えはよせ」
「でも‥」
「俺たちじゃ勝ち目がない。死ににいくようなもんだぁ」
「しかし父や村の人の命を奪ったやつらがゆるせないのです。蘭丸さんはくやしくないのですか?」
ドンッ
「悔しいに決まってるだろ。しかし無理だぁ。せっかくいかしてもらった命無駄にはできん」
「父は僕たちを守るためにたたかってくれた。次は僕たちが父たちのために戦うばんです」
「バカ者。父上が復讐を挑んでるとおもうか?。」
「しかし僕はあの顔を忘れられません。毎日毎日思い出すたびに怒りがこみあげてくる。あの平気で人をあざ笑い殺すやつらの姿が頭から離れません。」
「バカなことを考えるな」」
「分かりました。僕一人でいきます」
「だめだぁ。死ぬつもりかぁ。父上が下さった命を無駄にするのかぁ」
「父上のためならこの命投げ出してもかまいません。」
「おれはお前の父上にお前を頼むとまかせられた。お前を行かすわけにはいかん」
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