Heavy rain

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その別れは突然のようで私に課せられた当然の報い 君が隣にいることがあまりにも当たり前すぎて 君を深く知ろうとはしなかった… もう遅いかな? 今頃…好きだなんて なくして気づく君が何より大切だと 君のいない部屋で君の置き忘れた物を捨てた 涙がとまらずに何度手が止まっただろう 泣き暮れて落ち着きなく部屋を右往左往していた また一つ降っては頬に落ちる雨が まるで今の私の心の中のようで また心を掻き乱す この雨の中じゃ泣き声も誰にも届かないね 例え悲しんでいても演技にしか見えないだろうね 君に甘えすぎてた 1人君と歩いた家路を何度も繰り返し歩いた 君が忘れられなくて… あれから随分いろんな出会いを繰り返した けど……今でも君が 君だけが必要で ずるいかもしれない だけど優しかった君に 少しだけ期待して 今も小さなあの部屋で 君を待ってる 君が『大丈夫?』と ドアを開けるのを… 叶わないと分かっていても まだ…君が好きだから
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