9人が本棚に入れています
本棚に追加
熱志「理由次第によるな。なんだ、言ってみろ」
高菜「いえ、特にありませんが」
悟の記憶は正しかった。
熱志「きょ、教師を舐めてるのかぁぁぁ!?」
悟(高菜のバカヤロォォォ!!!!)
その後二人は生徒指導室行きが決定した。
皆が校長の長い話に飽き飽きしている時に、彼等は熱志の長い説教に文字通り耳を痛くしていた。
舞台は変わり、教室。
皆、懐かしい話やこれからの話について盛り上がっていた。
そんな教室の窓側の一番隅に、男子生徒と女子生徒が談笑していた。
「……そう言えば悟達結局来なかったね」
「どうせ、遅刻でしょ。もう慣れっこよ」
「もしかしたら、夜道を襲われたりとか……」
「間違いなく今の話をしていないよね?」
男子生徒は高菜並のボケをかましていた。
高菜と同じ匂いがする。
すると、教室の後ろの扉がガラガラっと弱々しい音を立ててスライドした。
そして、疲れ果てた悟と呑気に欠伸をしている高菜が現れた。
「お、噂をすればってやつぅ?」
「おーい、さーとるー! たーかなー!」
男子生徒は悟に大きくブンブンと手を振った。
悟と高菜も直ぐに気付き、その2人の元へ歩いていった。
最初のコメントを投稿しよう!