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柚子「ムフフ……ど、どこが好きなの?」
笑いを必死に堪えながら柚子は聞いた。
悟「な、何で言わなくちゃいけないんだよ!」
眞樹「蒲焼きなら好きだよ」
悟「ウナギじゃん!」
高菜「ぬめりを取ればいけるんじゃない?」
悟「いけねぇよ! 魚類と哺乳類は紙一重じゃねぇぞ!」
柚子「ひ、必死すぎ……」
柚子は顔を下に向け、肩がプルプルと小刻みに震えていた。
眞樹「どう違うの?」
悟「あの人形のような温もりに満ち溢れたふわふわ感が……」
ここまで言って、悟はハッとなった。
この時点で柚子は大爆笑、眞樹は納得、高菜はニヤリ。
高菜「今年の抱負は有言実行なもんで」
悟「知るかバカァァァ!」
悟は新学期心身共にボロボロだった。
しかし、まだまだ学校は始まったばかり。
悟達のクスッと笑える物語もまだまだ始まったばかり。
これからも、沢山の新キャラや楽しい話も出てきます。
学園ギャグ小説『ベクトル』。
はじまり、はじまり。
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