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朝に目が覚めると5時を越えていた。
普段はぎりぎりに起きるのに今日ばかりは何故だが妙に早起きしてしまった。
何か、誰かが起きている気がする。
俺は眠気眼を擦りながら起き上がり、一先ず洗面所に向かい顔を洗い流す。
ぱっちり目が覚めたので、昨日の怨み晴らしに大貫を起こしに行こうと、俺は本来自分が眠るはずだった部屋を開けた。
少し開けて異変に気がついた、別に何か悪い事が起こっているわけではないのだが、異変はあった。
大貫の長い髪が、妹達の使っている布団の上に垂れているのだ。
少しだけ音を立てないようにゆっくりと開くと大貫が体育座りで本を読んでいた。
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