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さっきも言ったように、俺はアニメ好きのそこら辺に居そうでいない高校生だ。
髪は短め、背は普通、体重も普通。
普通の平気のアニメ好きな高校生のハズだ。
「あいつ、大丈夫かぁ?」
辰美が髪をかきあげながら言う。たしかに相手が女の子と言えど、危ないのでは―
「あっ」
田港が声を出すと女の子は凄まじい速さで去って行った。
「・・・」
「石田、あの子」
俺は石田に駆け寄ると肩を叩く。
「確かにウチの制服だよな?」 「あぁ・・・一年のリボンだった」
「一年?」
俺は二年、一年とはあまり関わりがないので、誰かと間違えたのに気がついたのだろうか?
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