××の狩人

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 そう思って、家に帰る。  「かぁさんご飯は?」  「出来てるわよ、トンカツ」  俺はすぐに食卓に向かうと少しだけ湯気の出ている茶碗を見つけた。  「兄ちゃん遅い」  「ちょっとあったんだよ」  「ちょっとの割には遅くない?」 、「・・・色々あったんだよ」 妹達の言葉を軽く流して橋を取る。 「かぁさん、食べないの?」 俺は不思議と席につかない母に声をかける。 「食べるわよ、けど先に食べてて」 母は台所でカチャカチャと音を立てて食器を洗っている。普段なら食後に洗うのだが、昨日分でも残っているのだろうか? まぁいいやと思ってトンカツ口に運ぶとインターホンが鳴らされた。
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