××の狩人

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 「はーい」 聞こえているわけでもないハズなのについ返事をしてしまう。 扉の向こうも確認せずにドアを開けると 「突撃!隣の食卓ほ」 バタン 「兄ちゃん誰だったの?」 「変なお兄さんだ、気にするな」 俺はトンカツをひょいひょいと口に運び全部平らげる。 そして再び扉を開ける。 「どなたでしょう?」 「突撃!隣の食卓ほうも」 「俺はどなたかと聞いたんだ、それにお前は隣じゃないだろ庭坂」 庭坂 幸平。 一つ隣の駅に住んでいる五月蝿い奴。一応クラスメートだ、こんなんでも。 「隣駅からわざわざ来て頂いてご苦労様だがたった今、トンカツは平らげた」
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