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そして返事を待たずに扉を閉じる。
が、しばらくすると庭坂の悲鳴が聞こえる。
「どうした!?」
「ん?」
しかしそこに居たのは庭坂ではなく大貫だった。
「大貫?庭坂居なかったか?つかなんで」
「一度に聞くな、まず、庭坂ならそこでのびてる」
大貫がほら、と指で示す方向には庭坂がくたばっている。
「なんか居たから殴っておいた」
「お前危ないよ」
「で、もう一つなんだが、今日の事なんだが」
今日の事と言われて思い付く事と言えば、あの女の子。
「石田から連絡があってな、あの女の子は確かに一年らしい。一年D組の穂坂 真由美」
「なんでそこまで」
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