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眠い朝、軽い鞄、鳴り響くチャイム。眩しい空、うるさい廊下、遅刻をしました。
毎朝眠気が醒めないのは寝るのが遅いからじゃない、低血圧だから。
というか眠気が醒めないのではない。動けないだけだ。
何か変わった日常が欲しいけど俺にはなぜか受験が待ってる。
勉強はしたくない、将来なりたいものもない、俺の世界には一筋の光も射していない。
これといった取り柄もない、誰から愛されてるわけでもない、未来の見えない俺の道には何が乗っかってんだろう。
志すものが無い限り、強い者にはなれやしない。誰かの預けた言葉たちも、右から入って左へと。
雲に乗れると思ってた、あの頃よりは無力な自分。
台風でもくればいい。
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