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やっと一段落ついた感じ。俺達は3人で美奈の家に向かった。
「ん~、1日が長い。」
「本当だね。雑魚しか居ないし。飽きた。」
「何言ってんのよ!私なんて倒す事もできないんだから。」
「やっぱ攻撃とかしたいか?」
「そりゃね。そんな楽しそうにしてたら…か、勘違いしないでよね。羨ましい訳じゃないんだから。ちょっとやってみたいだけよ。」
相変わらずのツンデレだな。
ぁ、ツンデレってのはツンツンデレデレの略で、いつも突っぱねて天の邪鬼な性格なのに、2人きりになると甘える性格らしい。
こいつは典型的ツンデレだな。美奈も微妙に入ってるけど、どっちかっていうと素直な天然ちゃんだ。
南スミレ。
髪の毛はショートでオカッパに似てる感じだ。
目はたれ目で、雰囲気は優しい感じである。
美奈よりカワイイ雰囲気が漂っている。容姿は美奈のが上だが…まぁ、学年1位に近いからな美奈は。
って事でスミレは優しくて世話焼きなのですね。
んで、今までは姉の世話を頑張ってたみたいだが、辛いもんだな。
スミレは攻撃技が無いみたいだ。今のところ原因が全く分からないが、家に行って携帯電話をみていけば分かる事になるだろう。
「そうだよな。あんなのが居たらまず足で潰したくなるよな。でも、足は攻撃受けるしなぁ。」
そぅ、手足、とにかく専用の武器以外は攻撃できないし、モンスターが自分に触れると痛いしダメージを受けるんだ。厄介なものだ。
「あ…足で潰したいなんて思ってないわよ。目の前から消滅してほしいだけよ。」
あんまり変わらないような気がするが。
「目の前にいっぱい来ると鬱陶しいよねぇ。」
美奈は歩きながら周りをナイフで消していく。
十字路を右に曲がると、俺と美奈で花火とチンピラとの喧嘩をした公園が見えた。
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