2章 2人のキョリ

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「んでよー、これからどうするんだ?ハインケル」 ベットに仰向けになりながら質問を投げかけるダリウス、その返事は水の音に混じりながら返ってきた。 「とりあえず、しばらくはあのガキと一緒に行動するべきだろうな、少なくともアイツは俺達を捨てるようなことはしないだろう・・・・・シャワーあいたぞ」 「おぅ、サンキュ・・・・・っ!?」 思わず言葉を失い目を見開くダリウス、その視線の先にはタオルも巻かず湯気に包まれた全裸のハインケルがいたからだ。 「・・・?何をジロジロと見てるんだよ・・・」 「い、いや!何でもない!」 顔を真っ赤にしながらシャワーへと駆け込むダリウス。 「・・・何なんだ?アイツ」 ハインケルは不思議そうに首をかしげながら言葉を漏らす。
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