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「・・・・・ハインケル?」
呼ぶ声に返事はない、外の日も完全に落ち部屋の中は暗い。
「んだよ、電気もつけねぇで・・・」
電気をつけようとスイッチを探しに行く、しかしそれを引き止める事が起こった。
「・・・ん、すぅ・・・」
!!
寝息、か・・・?
(ハインケルの奴、寝てるのか・・・っくそ、可愛いじゃねぇか)
「まぁ、最近バタバタしてたからなぁ・・・そりゃ、疲れてるか」
とりあえず風邪をひかないように服を着る、目が慣れていないために着替え一つでも危なっかしい。
着替えを終えて暗い部屋の中にようやく慣れてきた目を凝らし、ハインケルの居るあたりを見てみる。
「・・・おいおい、布団ぐらいちゃんと入れよ・・・」
そう言いつつハインケルに近寄る、それと同時に胸の鼓動も早くなる。
「・・・寝てるよな?寝たふりとかじゃないだろうな・・・」
近くで見るハインケルの顔はいつも見る顔とはまた違った、柔らかい表情だな・・・。
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