4章 愛のカタチ

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あらかたの掃除を終え息を整える。 ハインケルからの声が無いのが気になりハインケルの方へ目を向けてみる。 多少の疲れと快楽のせいか、視界が煙りハインケルの姿がハッキリと見えない。 「おい、ハインケル・・・大丈夫か?」 心配になり声をかける、少し激しくやりすぎたか・・・? だがやはり応答はない。 「おい!ハインケ・・・うお!?」 いきなりベッドへ力強く寄せられ唖然とする。 うつ伏せの状態から視界を確保するために仰向けにする。すると視界の先には獅子の顔があった。 「うるせぇよ・・・聞こえてる・・・」 獅子は機嫌悪そうに言う。いや明らかに機嫌が悪い・・・ 「ハ、ハインケル・・・?お前いつの間に・・・」 困惑しながらいつ獣化したのかという意味を込めて聞いてみる。 だがハインケルは質問に答えず牙を見せながらにやけていた。 「こんだけやってくれたんだ・・・次は俺の番だよなぁ?」 「え・・・ハインケル、お前・・・!?」 「・・・俺はお前みたいに生温くないからな・・・覚悟しろよ?」 そう言いすぐさまハインケルは俺のモノをくわえた。猫科特有のザラザラした感触が伝わる度に体に電流を流したかのように感じてしまう。 「ぬあ・・・ハインケルウゥ・・・!」 時折牙が当たり痛みが走るがそれすら今は快感にすぎなかった。 ハインケルはそんな俺の声を聞くと嫌らしく笑い、くわえていたものから口を離した。 「さっきお前がやった事の仕返しだ…」 「あぁ、ハインケルまだ…もっと」 感じる本能のままに言葉を漏らす。 先程俺がハインケルにやった事をそっくりそのまま返してきたのだ。
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