4章 愛のカタチ

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「ハインケル…」 「どうした?」 横を向き、ハインケルを見据える、真剣に。 「好きだ」 「俺もだ、ダリウス」 ハインケルは即答してくれた。 そこにもはや余計な言葉なんて必要ない、ただ一言 『好き』の一言で充分だった。 そして俺達は誓いをたてた。 「絶対に…生き残ろうな、もし離れたら次会うときは笑顔で会おうぜ」 「…ああ、そうだな」 二人だけの秘密の誓い。 生き残る、平和になった世界でハインケルと一緒に… 「なぁ、キス…してもいいか?」 甘えるようにキスを求める。 「まったくしょうがないヤツだな…」 しかし、ハインケルは受け入れてくれる。 ハインケルと唇を重ね合わせ味わう。いつの間にかハインケルは獣化を解き、人の姿に戻っていた。 口を離し、互いに抱き合い温もりを共有した。 ハインケルの優しい温もりと匂いを感じながら目を閉じる。 疲れと満足からか、押し寄せる眠気に抗わず身を任せ流されてゆく。 おやすみ、ハインケル…
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